えぴ・がーど!

感染拡大防止のために、街を出歩いた悪い子がお仕置きされるお話

本文を読む ↓
えぴ・がーど!

目次

  1. 01えぴ・がーど!

えぴ・がーど!

とある辺境の県境の町。 時世は未知の致死性ウィルスによる脅威が世界中に蔓延っており、人々はウィルスの感染に怯える生活を送っていた。 それはこの町も例外ではなく、県が非常事態を声明し厳戒態勢を敷くほどであった。 人々の往来は制限され、賑やかだった町並みは閑古鳥が鳴く静かな様相へと化していた。

そんな情勢ではあったが、しかしそんな緊迫感も案外町の外の人間には伝わらないもの。 ウィルスの脅威がまだ軽微な他県では警戒がゆるく、感染防止に無頓着な人が町に流入することも往々にしてあり、人々を悩ませていた。

この日、帰省のためこの町を訪れた少年もその一人であった。

「ふぅ‥‥今日も暑いなぁ。久々に帰ってきたのに誰もいないや」

汗をぬぐいながら暢気に独りごちる少年。 長らく疎遠だった実家に帰省するため、町の事情をよく知らないまま帰ってきてしまった一人である。

元来、人の機微に鈍い少年は町の厳戒さに気付く様子もなく、人通りがないのは暑さのせいだと勘違いして堂々と町に進入してしまっていた。 さらに彼は喘息がちであったため、時折マスクもしないままコンコンと咳をしながら町を徘徊するという、住人からすれば憤怒ものの仕振りで道を歩いてゆく。もはや歩く感染拡大兵器状態であったが、本人にはその自覚は一切なかった。

「えっと‥確かこの道をまっすぐ‥‥って、あれ? こんなのあったっけ?」

そんな何も知らずにのんびり町を歩いていた少年だったが、ふと見慣れないものに気付いて足を止めることになる。

通りに差しかかる道を、人の通行を遮るようにロープが張り巡らされ「止まれ」の標識。 さらに道の脇には白い簡易に造られた交番のような建物。 明らかに以前のこの道にはなかったものである。

「なんだろコレ、奥で事故でもあったのかな? どうしよう‥‥これじゃ通れないし‥‥。でもこの道通らないと家に着かないし‥」

突然の足止めにどうしたものかと思案に暮れる少年。 この期に及んでもまだ町の異常さに気付かず、何とかロープをくぐれないか、はたまた乗り越えられないかと考え始める。 少年の危機感の無さもここまで来ると清々しさすら感じるくらいである。

「そこの貴方、ゲートの前で何をなさっているのですか?」 「ひゃうっ!? 」

しばらくロープの前で立ち往生していた少年だったが、突如近くから声をかけられ少年は飛び上がった。

見ると白い服に身を包んだ看護婦さんのような風貌の女性が少年の隣に立っていた。 長い髪を後ろで結わえた、少年より少し背が高い20代くらいのお姉さんである。 怪訝な表情で少年を見つめており、わずかに怒っている風にも見えた。

「え‥‥えっと‥?」 「失礼。私、県の感染防止対策機関の者ですが、県外からいらっしゃった方でしょうか」

看護婦風のお姉さんが、事務的な口調で少年に尋ねる。 何とか機関の人だとお姉さんは説明してくれたが少年はよくわからず「は、はい」と答えるしかなかった。

「申し訳ありませんがこれより先は医療機関や役所の並ぶ地区ですので、条例により県外の方が立ち入られるには、あちらで検温チェックにご協力いただいてからとなります」

そう言ってお姉さんは先ほどの交番のような建物を指差した。どうやらここは検問所のようなもので、お姉さんは検査の担当官のようなものらしい。 お姉さんの説明は淡々としていたが、しかしどこか有無を言わせない迫力があり、ここに来てようやく少年は場の厳格な雰囲気に気付き始めた。

(検温って‥‥聞いたことあるけど‥検査しないと通れないなんて初めてだ‥‥)

今まで経験したことのない慣れない事態にまごまごしだす少年。お姉さんはそんな少年を見て「どうぞこちらへ」と一礼して建物の方へ歩いてゆく。 まだ検査を受けるとは言ってないのにもはや断れる雰囲気ではなく、また協力しないとここを通れない以上、少年はしぶしぶお姉さんについていくしかなかった。

「うぅ‥‥なんだか緊張する‥‥なんでベッドなんだろ‥‥」

数分後、少年は建物の奥の個室に案内され、ベッドに座ったままお姉さんが検査に来るのを待っていた。

案内されたのは病院の診察室のような白塗りの内装で、机とベッド以外は何もない殺風景な部屋である。 部屋に入る前に手と荷物の消毒を徹底させられ、さらに荷物は一時お姉さんに預けさせられ手ぶらで一人個室に通されている。正直ここまでしなくても‥‥と少年は不満に思うが、家に帰るためには言うとおりにするしかなく頬を膨らませていた。

「失礼します」

コンコン、とノックの後お姉さんが入ってきた。 手には黒いバインダーと体温計を持っており、部屋の雰囲気もあって完全に看護婦さんのように見える。 お姉さんは少年の隣にそっと腰掛けると、検査についておもむろに話し始めた。

「それでは、これより検温チェックを始めさせていただきます。検温時間は3分間となります。今回、検査を担当する水瀬と申します。よろしくお願い致します」 「は、はい‥‥よろしくお願いします‥‥」

ただの検温なのになんだか大袈裟な物言いに疑問を感じる少年。 だがその疑問はすぐに氷解することになる。なんと、お姉さんが「失礼します」と少年の手を取って膝上に引き寄せてしまったのだ。 必然、少年の身体はお姉さんの膝の上に腹這いになる。

「‥えっ!? あの、お姉さん!?」 「危険ですので暴れないようにお願い致します」

これにはさすがの少年も声を上げるが、お姉さんは淡々と答えるのみで意に介さない。「えっ、えっ?」と困惑する少年の背中を左手で抑え、右手で少年の下腹部に手を回し、お尻を持ち上げて無理やりお尻を突き出させるような格好にさせる。 さらには少年のズボンにまで手をかけ、なんと下着ごと少年の太腿あたりまでずり下ろしてしまう。

「きゃうぅっ!? な、な、なにするんですかぁっ!?」

お尻がひんやりとする感覚に、下を脱がされたのだとわかり顔を真っ赤にして抗議する少年。 恥ずかしさにバタバタと身体を動かして暴れようとするが、すぐにお姉さんに抑えつけられ、手足を上下に揺するだけにしかならなかった。

「ど、どうしてお尻脱がすんですかぁ!」 「申し訳ありませんが、正確な体温の計測のため、規定により検査は直腸検温とさせていただいております。つまり、直接お尻に体温計を挿して計らせていただきます。ご協力をお願い致します」 「そんなぁ!?」

そんなこと聞いてない、とばかりに少年は抗議するが「決まりですので」とお姉さんに冷たく一蹴されてしまう。あまりに平静とした態度に、これがここの平常なんだと少年は悟り絶望する。 恥ずかしさとあまりの理不尽さに涙が浮かんでくる。

(うぅ‥‥こんなの‥お尻見られるなんて‥‥。僕何もしてないのに、こんな目に遭うなんてひどすぎるよぉ‥)

羞恥と屈辱にぐすぐすとグズり始める少年。 初対面のお姉さんに突然膝上に載せられ、検査という名目でお尻を無理やり丸出しにさせられる恥辱。感染に敏感になっている町に無神経にやってきた少年にも非はあったが、ここまで恥ずかしい目に遭わされるとは思わなかった。いよいよもって、少年はこの町のことを何も知らずにやって来たことを後悔し始めていた。

「お尻が硬いですよ。検査が出来ませんので力を抜いて楽になさってください」

そんな少年に追い討ちをかけるようにお尻にお姉さんの手の平がのせられ、表面をぺちぺちと叩かれてたしなめられてしまう。 まるで小さな子どものような扱いにますます恥ずかしさに拍車がかかり、「うぅ~‥‥」と赤面しながらも少年は言うとおりにするしかなかった。

「はい、それでは計測を開始致します。危険ですのでお尻を動かさないように」

十分にお尻から力が抜けたのを確認してから、お姉さんは体温計を取り出し少年のお尻の中心に当てた。 つぷっと体温計の先端がお尻に侵入し、少年は「あうぅ‥‥」と小さな呻き声をあげる。 幼少期に体験したお尻に座薬を入れられるような感覚。それが1cmほど侵入したところで静止し、お尻の違和感が永続的に続くため、慣れない少年には辛いものであった。

「うぅ‥‥つらいよぉ‥‥」 「3分間、我慢をお願い致します」

早くも泣きが入るが、お姉さんは冷静にそう言い放つのみで助け舟を出してくれそうな気配はない。それどころか、少しでもお尻が動くと「動かさない。もし体温計が外れたらやり直しにしますよ」と脅迫されるため、少年は必死に耐えるしかなかった。

「はい、3分経過です。どうぞ楽になさってください」

ピピッと音が鳴り、お尻から体温計が抜かれようやく異物感から解放される。 恥ずかしがりながらも、やった、これで帰れるんだ、と少年は安堵する。すぐにお姉さんの膝から降りようとするが、なぜかお姉さんは少年を抑え、膝から降りることもお尻をしまうことも許してくれず淡々と記録をとっていく。 せめて下着だけでも‥‥と懇願しようとするも、記録をとり終えたお姉さんの突然の厳しい叱責に遮られてしまった。

「37度3分。基準値を越えていますよ。微熱のある方は条例で外出禁止のはずですが守らなかったのですか」

いきなり厳しい口調で問い詰められる。もう検査も終わりと思っていた少年は「えっ?」と困惑して振り返る。 今までずっと無表情だったお姉さんが眉をひそめて少年を見つめてくる。その険しい視線にビクッと身体を震わせてしまう。 もともと平熱が高い少年には、怒られても何がいけないのか分からずあたふたするだけだった。そんな少年の様子を見て、さらに怒気を強めてお姉さんは続けた。

「決まりですので、条例を守れない方には厳しく罰を与えます。ちょっとやそっとでは許しませんので、お覚悟を」

少年が事態をよく呑み込めないまま、お姉さんはそう言って右手を振り上げる。「えっ、えっ?」と再び混乱して何もできないでいる少年のお尻に、息も詰まるような激しい衝撃が襲ってきた。

パッチィィン!

「いたあぁいっ!?」

大きな音が弾けると同時にお尻に激痛が走る。遅れてお尻を叩かれたんだとわかり、ヒリヒリする痛みと恥ずかしさで少年はますます混乱する。そんな少年を見ながらお姉さんは何度も何度もお尻に平手を振り下ろした。

バチィン!バチィン!バチィンッ! 「いたっ、痛い痛いよお姉さんっ! なんでっ、どうしてお尻叩くんですかぁっ!?」 「決まりを破ったお仕置きです。熱がありながら出歩くような子には厳しくお尻ペンペンする決まりですので」

お姉さんは淡々と答えては力強く少年のお尻を罰し続ける。バチンバチンと強く叩かれ続けてお尻が紅く染まり始め、少年は痛みに耐えきれず泣きながら許しを請い始めた。

バチィン!バチィン!バンバン!バチンバチン! 「ひぃっ、痛いっ痛いよぉ! ごめんなさいっ、ボクっ、熱があるなんてっ、わからなかったんですー!」 「わからない、では済まされません。咳の症状もありながら、マスクもせず出歩くなど言語道断です」

お説教を交えながらお姉さんは容赦なくお尻ペンペンを続ける。だんだんとお尻が腫れ上がり、痛みがますます強くなり少年は必死で許してもらおうと謝罪の言葉を口にする。

バシィン!バシィン!ベチィン!ベチィン!バチンバチン! 「やだぁぁ! 痛いいたいいたいぃっ! ごめんなさい許して許してぇっ、もうしませんからぁ!」 「許しません。最低でも30分間はお尻ペンペンを続けますので。最後までお尻を差し出して反省してください」 「ひっ‥‥! やだっ、そんなのやだぁぁー!!」

絶望的な言葉に、とうとう少年は力の限り暴れてお尻を手足でかばおうとし始める。お姉さんはそれを見て眉を跳ね上げて、叩く手を止めて無理やり少年の身体を左腕で抱え込むようにして押さえつけてしまう。 お尻に少年の手が届かないように固定され、より厳しくお仕置きができる体勢にして再びお姉さんは少年のお尻に狙いを定めた。

「お尻を差し出しなさい、と言ったはずですよ。素直にお仕置きを受けないのなら、反省していないと見なしてまた1からお尻ペンペンです」 「やっ、やだぁぁっ! 許してっ、無理ですっ、お尻壊れちゃいますからぁ!」 「駄目です許しません。今度はしっかり受けて反省してください」

一切の少年の懇願を無視してお姉さんはお尻ペンペンを再開する。先ほどまでよりもさらに強くなった平手打ちに、お尻はすぐに限界を迎え少年は泣き叫んだ。

バチィンッ!バチィッン!バチィンバチィンバシンバシン!バチィン! 「うわぁぁん、痛い痛いお尻いたいぃ! ごめんなさぁぁい! お姉さんっ、ごめんなさぁぁい!」

恥も外聞もなく大泣きして謝る少年だったがそれでもお姉さんはまったく許してくれず、しばらくの間、少年の泣き声とお尻を叩く音が間断なく響き渡った。

「うえぇ‥‥ぐすっ‥‥いたぃよぉ‥‥」

あれから20分ほどは叩かれただろうか。少年のお尻は赤黒く腫れ上がり、ズキズキと鈍い痛みを発するまでになっていた。長いお仕置きで少年はもはやお尻をかばう力もなく、ぐすぐすとすすり泣きながら必死でお尻を襲う痛みに耐えていた。

バッチィィーン! 「ひっ‥‥! ご、ごめっ‥‥なさいぃ‥‥ぐすっ‥‥ごめん、なさい‥‥っ」

そこへ一打一打、強烈な平手が落ちてくる。途中から連打は一打ごとゆっくりと叩くものに変わり、お尻を余すところなく様々な箇所を叩かれ、その度に少年の身体が跳ね上がる。お尻の痛みが引く前に次の平手をぶつけられ、痛みは増すばかりで少年はどうすることも出来ずただただ謝罪の言葉を絞り出していた。

バチィン!バチィン!バチィィン!! 「いっっ!?」

不意にお尻の真ん中を連打され、あまりの痛みに無意識のうちにお尻を逃がすようにそっぽを向けてしまう。それを見たお姉さんは、また眉をひそめて静かに怒り出した。

「お尻フリフリしてはいけないと言ったはずです。また1からお尻ペンペンされたいですか?」 「ひっ‥‥! や、やだ‥‥ごめん‥なさい、ごめんなさい‥‥!」

お姉さんの脅迫に慌ててお尻を戻して泣き謝る少年。もうとっくにお尻は限界だったがそれでも必死にお尻を突き出してお仕置きを待つ。 お姉さんが手を載せるとお尻はビクッと震えて、お仕置きの恐怖にふるふると震え始めた。

「うぅ‥‥許して‥‥ごめんなさい‥っ‥‥」

小動物のように震えながら必死にお尻を差し出す少年を見て、お姉さんの顔から徐々に怒りの表情が消え始める。 叩かれると思っていたお尻は静かに撫でられ、幾分か優しいトーンでお姉さんは少年に語りかけた。

「‥‥特別に、今のは見逃してあげます。あと5分ですので、頑張ってお尻ペンペンを受けてください」

お尻を優しく撫でながら、お姉さんは残りのお仕置きを宣告する。震えるお尻を慈しむように撫でさすられ、一転してお尻の心地よさに少年は身を任せる。 そうして、ぐずる少年が落ち着くのを待ってから、お姉さんは再び手を振り上げた。

バッチィィィーン! 「うぅぅぅっ‥‥! ‥ご、ごめんなさいぃ‥‥」

再び落ちてくるお尻への強打。今までで一番強く重い平手だったが、お尻を撫でてもらっていたこともあり、今度はお尻を逃がしたくなるのをギリギリで踏みとどまる。 そんな少年を見てお姉さんは、ご褒美とばかりに再度お尻を撫で始め、落ち着くまで優しく撫で続ける。

「うぅ‥‥」 「お尻を動かさないように。もう少しですよ、頑張ってください」

必死で耐えている少年へ釘を差してから、手をお尻から離して上から勢いよく振り下ろす。

バッチィィーン! 「ひっ!?」

続いてお尻の真ん中へ。先ほどの三連打を受けた箇所への一撃に、思わずお尻へ手をやりそうになるが、それよりも早くお姉さんがお尻を撫でてくれる。 焼けるような痛みが優しく溶かされるような感覚。叩く合間に撫でるという、厳しくも明らかにどこか甘く優しくなっているお仕置きに、少年は何とかギリギリで耐え続ける。

「うぅ~‥‥お姉さん、ごめんなさい‥‥」 「反省はお尻で示してください。次、行きますよ」

パッチィィン! 「っ‥!」 バッシィィン! 「うぅぅっ‥!」

またお尻を強く叩かれ、撫でられが繰り返される。その度に少年は痛むお尻をかばいたくなるのを堪えて、仕上げのお仕置きが終わるのを必死で待ち続ける。 そのまま、30回ほどゆっくりとしたお仕置きは続き、終わる頃には少年のお尻はさらに一回りほど大きく腫れて、火傷しそうなほど熱くなってしまっていた。

「はい、これでお仕置きのお尻ペンペンは終わりです。よく頑張りましたね」

お姉さんが優しく語りかけ、叩いていた手はお尻を、背中を抑えていた手は少年の頭に載せられ、それぞれいい子いい子するように撫で始める。 長いお尻の痛みから解放され、終わったんだという安堵と撫でられる安心感で、再び少年の目から涙がこぼれ嗚咽が漏れ始めた。 そんな少年の熱くなったお尻を痛がらせないように慎重に撫でながら、お姉さんはむせび泣く少年を諭すように続けた。

「しばらく撫でてあげますので、落ち着くまでこうしていて構いません」 「うぅっ、ぐすっ‥‥」 「もう決まりは守れますね。もし次に破ったら、今日よりもっと厳しいお尻ペンペンですから、気を付けてくださいね」 「ひぐっ‥‥はい‥‥」

優しく撫でられながらのこれ以上ない脅迫に少年は震えながら頷く。 ズキズキするお尻の痛みを思うと、これより厳しいお仕置きなんて想像しただけで怖くなり「もうしません‥」と繰り返し謝り続ける。 そんな少年をお姉さんは愛おしげに見つめながら、何も言わずいつまでも撫で続けるのだった。

そうして、頭とお尻を撫でられる甘い時間は少年が泣き止むまで数十分ほど続き、結局少年が建物を出られたのは検査開始から一時間ほど経ってからだった。

その後、少年はタクシーに乗って真っすぐ家に帰ることを条件に、何とか道の通行の許可が降りた。お尻が服に擦れる痛みでまともに歩けない状態だったため、少年にとってもちょうど良かったという。

それからというもの、お仕置きを恐れて少年はマスク着用や体温管理を徹底するようになったらしい。県のお仕置きの感染予防効果は少なからずあったようだが、それでも少年の平熱が高い体質はどうにもならず、どうしても微熱で外出することは避けられないということもあった。 そうして感染対策機関のお姉さん方に呼び止められては、ひどくお仕置きされることも一度や二度ではなかったという‥‥。

目次 ↑

おわり

本棚へ戻る →